ちょいわる親父の応接室

<ゆるしの秘跡>(2012.3.21)

今日のお客様は90歳になったばかりの神父様をお迎えしました。 彼のお話を紹介いたします。 「最近年のせいか、耳が遠くなって告解(ゆるしの秘跡)をするの が苦痛になってきたのだが、どういうわけか私のところに告解の 申し込みするシスターたちが増えたような気がしている。 最近も四旬節にあたり総勢70人ほどのシスターたちの告解を がんばって聞いたものです。 自分の神父としての評判がシスターたちの間で良くなったせいだ と思ったが、それは全くの誤解であったようだ。 実は本当のことを言うと、彼女たちが自分の犯した罪をしゃべる 時は声が小さくなってよけいに耳の悪い私には何を言っているの か、さっぱり分からないのだが、最後に、終わりました、という声だ けは不思議と良く聞こえてくるので、どんな罪を告白したのかわか らないが、適当にもっともらしいことを話して、あなたの罪は許され たと告げることで、彼女らはほっとするようだ。 まじめに彼女たちの犯した罪について、あーでもない、こーでもない と彼女らの罪について直接的な説教じみたことを言わないことが、 告解を聞く神父の姿勢としては良いのかもしれないと思った。